時々折り込まれる日経マガジン。
なんとなく開いてみたら、
えー!弥太郎さんのエッセイが載っているではないか。
嬉しくて、いそいそと拝読する。
センスが素晴らしいと弥太郎さんに絶賛されている料理研究家、ホルトハウス房子さんのこと。
ある日、弥太郎さんがどうしたらこんなふうに美しく整うのでしょうか、と問いかけます。
その答えは、
「毎日、自分に感動を与えてくれるお気に入りを"ひとつ"見つける。それに合うもの、それと同等の価値のもので揃えていくと、どんなものであっても美しく整いますね」
とのこと。
この、「自分に感動を与えてくれるお気に入り」という言い回しが、なんとも素敵。
モノが、人に感動を与える?と爽やかな驚きがあったけれど、それはそのお気に入りのモノから感動を与えられたのと同じくらい、その人が大切に育て、磨いてあげてるんやろうなぁ、と。
私にも、確かにあった。
時間と共に色褪せてしまっていても、やっぱりお気に入りのものは変わらないから。
もう一度拭いて磨けば、心ときめくものがたくさんあるはず。
「感動を与えてくれた」ことに、こちらもお返ししないと始まらないですね。
まずは大切に磨くところから始めたいと思います。