小川糸さんの、
を読みました。
ホスピスで迎える、人生の終わり。
人生って、最後に生ききる瞬間にしか、
幸せとか、喜びとか、奇跡とか、
分からへんねんなぁ。
日々生きることに精一杯で、
不安とか不満とか愚痴とか、そんな事しか出てこないけど。
人生最後の瞬間には、
そういうものも酸いも甘いもひっくるめて、
生きる喜びを見出だせるのかな。
小川糸さんの世界観に包まれる優しい時間。
こんな人に会えたら、こんな風に感じられたら。
自分の人生って。
温もりの中にも、いくつかの問いを残してくれるお話でした。
もう少し、余韻に浸ります。