今週のお題「最近おもしろかった本」
椰月美智子さん「明日の食卓」
子育て世代として、グッと胸ぐらつかまれるような痛みがありました。
そうそう!と思えることもあれば、「うちは大丈夫かな」と余裕に構えてみたり。
みんな、心揺さぶられながら日々子育てしてるんやなぁ。
当時まわりのママ友を見ても、外からは大変そうに見えないから、きっと自分だけあかん気がする~という謎の孤独も一層深まったり。
時が過ぎれば忘れてしまいがちですが、まだまだこどもが赤ちゃんの頃、なんであんなにも怒り狂っていたのかなぁと思います。
その分だけ、お母さんがこどもを虐待してしまう事件は他人事ではありませんでした。
なぜこんなにも孤独を感じるんやろう。
誰かひとり、本音を少しでも話せなかったのかな。
外に出れば、電車で、公園で、スーパーで、気軽に「かわいいね~」と声をかけてもらったことは救いやったなぁと思います。
孤独な育児の中で、大げさに言えば社会と繋がっているような。
自分の存在を認めてもらえたような。
だから私も、怪しまれない程度に(笑)明るい声をかけていきたいなぁと思うのです。
先日歯医者に行きたくなくて、こどもに聞いてみました。
「歯医者さんに行きたくないんやけど、どう思う?」と。
幼稚園のこどもはめちゃくちゃ考えてからこう答えてくれました。
「かんかん(私のこと)には、ずっと元気でいてほしいとおもう」って。
なんかもう、涙出ましたよ!
育児って、大変で辛くて孤独を感じる時もあるけれど、
一歩一歩確実に成長する姿はこれまた果てしない喜び。
そういう気持ちがあったかくなることを抱きしめて、毎日過ごせたらなと思います。